【番外編】“バイク買わせ屋”の実態と直近の業務報告
こんにちは。
埼玉県内でバイク買わせ屋を営んでおります、落合と申します。
ところで皆さんは「バイク買わせ屋」を知っていますか?
恐らく知らない方が大半であろうと思うので、今回はその知られざる裏側と、私が先日実際に担当したお客様のケースを通してお伝えしたいと思います。
(完全な茶番なので読まなくても全然平気です)
簡単に言えばその名の通り、他人にバイクを買わせる仕事です。
そのバイクはもちろん買った人の物となります。当然ですね。
では何故、他人にバイクを買わせることを強要するのか。それはもちろん自分がバイクを買うからですよね。これもきっと当然ですね。
自分が高い買い物をするということで精神が所謂ハイな状態になっているので、どうにかしてあいつもこいつも巻き込みたい!という風になるのだと私自身は解釈していますが、詳しいことは現代科学をもってしても未だ明かされてはいません。
世界七不思議の一つに数えられます。(諸説あり)
そこでまずいちばんのターゲットはツーリングを共にした耕作ということになりますが、彼は今どこにいるのか知り得ませんので、じゃあ近場で誰かちょうど良いやついないかなということになります。
そこで見つけたのがこいつ、厚(アツシ)です。
どうですか?
どうですか?
バイク買ってくれそうじゃありませんか?
厚は高校時代の同級生で、現在Ninja250 SEに乗ってまして、大型自動二輪免許も持ってます。
このように厚と耕作と3人でツーリングしたりもします。
後ろにいるのが耕作です。
大型自動二輪免許を取ってしばらくの期間が経っていたしそろそろ欲しいんじゃ無いかなと思い連絡を取り、次の日一緒にバイク屋を巡ることになりました。
最初に向かったのはホンダドリームさん。
その名の通りホンダ車の中古バイク屋さんです。
そこでちょっとまたがってもらったら
案の定これです。
バイク乗りは本当に「ちょっとまたがる」に弱い。しかしここではほぼ決まり寄りの「じゃあ見積もりだけ」で終わりましたが、1店舗目としては上々であると思います。
ちなみに彼が選んだ車種はシャドウ ファントム。750ccのバイクです。
見た通りアメリカンタイプのバイクですね。ただ正直彼の好きなバイクのタイプと私のそれとの間には高く大きく厚い壁があるので、彼がどんなバイクを選ぼうとあんまり興味はありません。
私にできることは彼にとって最高の一台が迅速に見つかるのをサポートする事のみです。迅速にね。
そして次は、はとやさんに行きました。けど一瞬で出ました。特に面白みもなかったので。
で、次はユーメディアさん。ここで出会ったのがこちら、ハーレーダビッドソンのXG750。
ハーレーと言えばたとえバイクに乗っていなくてもみんなが知ってるアメリカの超人気メーカー。ハーレーさんとダビッドソンさんが1903年に設立した会社です。
そのハーレーが最小排気量の入門モデルとして世に送り出したのがXG750。とはいえ750ccあります。
このXG750水冷エンジンだったり本国で作られていなかったりと、ハーレーファンとしては様々言いたいところはあるようですが、当の厚は自他共に認める「不人気車フェチ」でして、高校時代からその素質を如何なく発揮してきました。
そんな厚なので、このバイクを前にしてとてもときめいていました。インドネシア工場で生産されたということもあり同クラスの日本車と値段も大きな違いはありません。
最後の最後まで「これいいなぁ」と言っていましたが、やはり即決はできない様子。
そこで私はすぐ近くのバイク屋に向かって、畳み掛ける作戦に移りました。
向かった先はレッドバロンさん。私のニューバイクを見つけたところです。店員さんとも顔見知りになっているのでスムーズに進められると踏んだのです。
が
結果から言えば残念なことにここでも購入決定とはいきませんでした。
敗因は「そもそも厚が最初から欲しいと思っていたカワサキのバルカンSの実車を一度も見れていないから」これに尽きると思います。
何せそのバルカンS、本当にどこにも在庫が無いもので困り果てました。
現時点ではハーレーの維持費なども考えると、最初のホンダドリームさんのシャドウファントムかなって言ってたと思います。
まあここで俺が言うのもアレですが、無理に買うのは絶対に間違ってるので、よく考えて選ぶのがいいと思います。(笑)
となれば次のターゲットはやはり耕作。
耕作、バイク買おう。
ではまた
和人